裏街に巣くう不良少年仲間の一人水原勉は、バーのクールで働く妹マリの心配をよそに、少年達を支配する黒眼鏡のヤクザ桑山にあこがれていた。彼は桑山にみこまれて麻薬密売の責任を任されていた。桑山はマリを狙っていたが、マリには意中の人、喫茶店エトワールのバーテン鹿沢がいた。そのエトワールのマダム圭子には、一人息子でやはり不良仲間の谷雄があった。谷雄は勉と、不良女高生の亜紀子をはり合っていた。桑山はエトワールを夜の女の取引場所に使って、鹿沢にわざと辛くあたった。鹿沢は故あって殺人の罪を犯したことのある保釈中の身で、更生を一途にはげんでいる男だった。あくどいネオンの街で亜紀子を中に、勉と谷雄は争った。傷ついた勉を鹿沢はマリのところにはこんだ。そんな鹿沢を、桑山はみんなの前で彼の前身をあばいて嘲笑した。夜、一人店に残る鹿沢の前に谷雄が現れ、はり合いの意地で、亜紀子の...